電力資材調達を電子化 コスト減へ期待大
昨年十二月に設立された、電力資材の調達を電子商取引市場で行うeマーケットプレイス運営会社「ジャパン・イーマーケット」が九日、東京都内のホテルで設立披露会を行った。同社に出資・参加する十電力会社をはじめ、売り手として参加するメーカー、商社、インターネット関連企業などから約二百三十人が集まり設立を祝った。
開会の冒頭、電力会社を代表して東京電力の南直哉社長が「資機材の汎用化を進めるにあたり、eマーケットプレイスは有効。ジャパン・イーマーケットが利益をあげると同時に、利用者もイーコマースの機能をうまく活用することで、コスト低減といった価値を創造してほしい」と述べ、新会社の発展に期待を込めた。
続いて資材の売り手企業を代表して東芝の岡村正社長があいさつに立ち、「日本における企業間のネット取引をリードしてもらいたい」と述べた。
また、買い手企業を代表して東電工業の井出和彦社長が「競争時代に入った今、資材購入に関しても顧客の満足に徹するとともにコスト削減が求められる」とした上で、同社の運営に全面的に協力する意思を表した。
閉会に際して、関西電力の宮本一副社長があいさつして「電力会社が一致団結することが必要。スピードを持ち、数年で会社のシステムを確立していきたい」と結んだ。
ジャパン・イーマーケットは2001年度中にバイヤー約三十社、サプライヤー約千社の参加を見込み、同年度末で二十万種類の資材、約六百億円の取引規模を目指す。同社の松阪晴伸社長は、「ネット上での情報セキュリティーの管理に努めて、中立公正を徹底する。電子カタログ上への製品掲載数を増やすとともに、会員企業を拡大していきたい」と意気込みを語った。
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